ロシアなど情報を操作する国家への対策~本格的に乗り出す英仏

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   欧米で情報を兵器とし国家的に取り組む国家への警戒感が高まっている。

   アメリカでは、先の大統領選を巡り”ロシア疑惑”が注目されている。
   フランスでは、同じく先の大統領選で偽ニュース攻勢にさらされたマクロン大統領が「偽ニュースから民主主義を守る法制」を準備している。
   イギリスでもフェークニュース対策の専門部隊創設を発表した。
   メイ首相は「ロシア国営放送は情報を武器として使っており、英国は対抗措置をとる」と断言した。
   ロシア、中国、北朝鮮などのメディアは意図的に自らの作り上げた偽情報を流している。
   真偽織り交ぜた形になっているのは、偽ニュースを信じ込ませる手段。
   むしろ、問題は、我々の側が、そういう実態を十分に認識できていないことだ。
   ロシア国営対外テレビ編集長マルガリータ・シモニャン編集長の「客観的な報道は存在しない」という発言は的を得ている(日経2・23)。
   情報の受け手教育が肝要だ。

   ロシア、中国では「報道の自由」はそもそも存在しない。
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各派分断陣取り合戦~長期混乱必至

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   シリア北西部アフリンが目下の焦点。
 
   トルコ軍の越境攻勢をロシアが黙認。
 
   トルコ軍は郊外から支配地域を拡大侵攻中。
  
   アフリンを手にしているのはクルド。
  
   アサド政権はトルコの侵略に直面する人々を支援するためという口実でアフリンに部隊を入れた。

   勿論、目的はアサド政権支配地域の拡大。

   注目点は、アサド政権とクルド勢力の共闘の進展具合。

   トルコ軍とアサド政権軍の本格衝突発生の可能性。

   背後のロシア、米国の出方も注目点だ。

   いずれにせよ、シリアは長期の混迷必至。

   アサド政権(ロシア)、反アサド勢力、クルド、親トルコ、親イラン・・・など各勢力分断がそれなりに収まるのを待つことになるということ。

夢に向かって進む若者への期待~もっと挑戦してほしい

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  留学生を見ていると日本の若者の守りの姿勢の強さが鼻につく。
  起業して10年後はそこそこの会社の社長だ・・・というのはもっぱら中国からの留学生。
  日本人から起業話はなかなか聞けない。
  親の経済事情もあってか、日本人の海外留学意欲も盛り上がりに欠ける。
  日本人は現状にそこそこ満足しているのか。
  安定した企業への就職を目指す人ばかりだ。
  大学で見るこうした風景になんか寂しさを感じる。
  夢に向かって挑戦しようという若者を応援したいのだ。
  20年ほど大学の教壇に立った感想として、大まかにいえば、どうも留学生への期待となったように思う。
  今、若い起業家を励ますNPOを活動の場にしているのもそうした延長からだろう。
  意欲的な若者は少なからずいる。
  皆素晴らしい挑戦をしている。
  どうして多くの大学生が続かないのだろうか。
  接点が乏しい性ではないか。
  その接点の提供役を務めたいと願う昨今だ。
  
プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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