安定した国際秩序の担い手を目指せ~日欧EPA署名への期待

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   日欧EPA署名を誇らしく思う。

   TPP11と合わせ、国際秩序構築の新たな担い手としてのわが国の大きな成果だ。

   国際環境が、アメリカの逆流で保護貿易色が強まる中、自由貿易の流れを絶やさない強力な意思の発信だ。

   東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉にも積極的に臨んでもらいたい。

   国際秩序構築、国際関係の促進に価値観と基本的人権の尊重をベースにした指導的な担い手としてのわが国の貢献を評価したい。

   安倍政権の大きな成果だ。

   
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揺らぐ米国の信頼性・指導力~求められる多極時代への覚悟

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    米国追随の時代は終わった。

    我が国は多極時代を生きていくしたたかさを身につけなければならない。

    トランプ大統領は中間選挙を念頭になりふり構わぬアメリカ第一主義に突き進んでいる。

    米国への信頼性は崩壊した。

    しかし、トランプ大統領を支持するコア層の硬さもアメリカの現実であることに留意したい。

    やがてアメリカは極端なトランプを終えるだろうが、以前のアメリカへの信頼の再構築は難しい。

    各国それぞれがしたたかに生きてゆく局面は長く続くだろう。

    他人だよりでなく自分の力で生きてゆく時代になったことへの覚悟が問われる。

祝劉暁波未亡人の中国出国~中国の人権感覚

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  ノーベル平和賞受賞者劉暁波氏は国家政権転覆扇動罪で獄中死、妻の劉霞さんは自宅軟禁が8年も続けられた。

  幸い、劉霞さんは7月10日病気治療を理由に希望していたドイツへ出国できた。

  劉暁波氏は妻と共に海外に出国し治療を受けることを希望、ドイツ政府が受け入れを表明していたが果たせなかった。

  ドイツに向かう経由地のヘルシンキ国際空港での劉霞さんの全身で表した喜びの姿安堵した。

  中国共産党の一党独裁の廃止などを呼びかけた「08憲章」の発表が、中国でこうした形で圧殺されるという事実。

  中国の価値観の異質性が改めて示されている。 
プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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