FC2ブログ

信頼性崩壊させるトランプ大統領~シリアからの撤退

  米軍撤退(9・7)によるトルコエルドアン大統領への侵攻容認で、IS掃討戦で米軍に協力してきたクルドは用済みとばかりにアメリカから見捨てられた。

  シリアは再び戦乱の場となった。

  翻弄され続けるクルドはシリアアサド政権と結ぶのか、さらには背後のロシア、シリアとの関係を強めるのか。

  アメリカがますます内向きになり、中東への関与を低下させると、中東情勢は一層混迷を深めるだろう。

  アメリカの長期戦略のなさが最大の問題だ。

  いずれにせよ、アメリカへの世界の信頼性は崩壊しつつある。
スポンサーサイト



各派分断陣取り合戦~長期混乱必至

  クリックしていただけましたら嬉しいです。

↓↓↓

人気ブログランキングへ



   シリア北西部アフリンが目下の焦点。
 
   トルコ軍の越境攻勢をロシアが黙認。
 
   トルコ軍は郊外から支配地域を拡大侵攻中。
  
   アフリンを手にしているのはクルド。
  
   アサド政権はトルコの侵略に直面する人々を支援するためという口実でアフリンに部隊を入れた。

   勿論、目的はアサド政権支配地域の拡大。

   注目点は、アサド政権とクルド勢力の共闘の進展具合。

   トルコ軍とアサド政権軍の本格衝突発生の可能性。

   背後のロシア、米国の出方も注目点だ。

   いずれにせよ、シリアは長期の混迷必至。

   アサド政権(ロシア)、反アサド勢力、クルド、親トルコ、親イラン・・・など各勢力分断がそれなりに収まるのを待つことになるということ。

シリアはIS後の主導勢力争奪戦に~どう折り合うか

クリックしていただけましたら嬉しいです。

↓↓↓

人気ブログランキングへ





  IS後のシリアでの主導権をあい争う軍事・政治両面での混迷の時代に入った。

  以下、ポイントを上げる。
  
  少なくとの3つの勢力、すなわち、シーア派主体のアサド政権を支持するシーア派(イラン・ロシア)、スンニ派(サウジ・トルコ)、クルド(米国)の争う一層混とんとした局面ということ。

  シリアは、最終的に、3グループに分裂するまで今までと変わらない混とんとした状況が続くだろう。

  特に、トルコは国内での非合法存在であるクルド同族の、隣国シリアでの独立をトルコ国内のクルドの事実上の基地になるとして、受け入れることはない。

  今までクルドに地上兵力を依存してきたアメリカはクルドを捨てることはできない。

  根本的に、アメリカとトルコはクルドを巡って合意できない。

  サウジとイランはイスラムの盟主をかけて妥協はできない。

  その点、ロシアは国益にかないさえすればアメリカとも妥協する可能性はある。

  
  

ロシアのシリア空軍基地などへの調査拒否は遺憾~化学兵器

 クリックしていただけましたら嬉しいです。

↓↓↓

人気ブログランキングへ



  安保理でシリア空軍基地への立ち入り調査などがロシアの拒否権で葬られたのは遺憾だ。

  安保理15か国でロシアとボリビアが反対。
中国やカザフスタンなど3か国は棄権した。従来なら反対してきた中国が、棄権に回ったことは留意したい。
  米国の北朝鮮への厳しい態度に中国が従来の外交方針をメ直している可能性がある。
トランプ米大統領との取引(貿易政策での対決回避)に傾いている可能性が高い。取引したということはできないので、どのような説明するのかも注目だ。

  ロシアの拒否権でシリアのアサド政権による化学兵器使用疑惑が国連によって調査できないのは情けない。

  ライクロフト英国駐国連大使はシリア北西部(4・4)でサリンまたはサリンに似た物質が検出(陽性反応)されたと英軍機関が分析した結果を公表した(4・12於いて安保理)。

  こうした状況下でも、国連は調査もできないという現実を直視したい。
プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

カテゴリ
最新記事
クリックしてください↓↓↓
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

アクセスカウンター
RSSリンクの表示
あし@
講演依頼お問い合わせはこちら↓

名前:
メール:
件名:
本文:

人気ランキング
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
最新コメント
最新トラックバック