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真っ暗闇の中の手探りという不確実な時代に突入~利益を手にする者のいない英国民

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   英国は5億人市場への自由なアクセスを失った。
   手に入れたのは難民・移民の制限だ。
   長く未確定な時期をたどるかもしれない。
   それでも不確定さ故の損失を欧州も英国も被るだろう。
   経済力が衰えることは確実だ。
   感情に訴えた離脱派指導者は具体的な先行きの設計図を持ち合わせていない。
   皮肉にも、これまで批判してきた官僚や専門家の意見に頼るしかないだろう。
   欧州と一体になって国際的危機に対処するしか国際社会でイギリスが重きをなすすべがないことにいずれ気づくことになる。
   それまで遠回りするしかない。
   ポピュリズムに火をつけて権力を握っては見たが・・・その期待の火消しにあくせくするしかない。
   スケープゴートづくりの国際紛争をあおることだけはしてもらいたくない。
   英国の中国やロシアとの関係を注視する必要がある。
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英国のEU脱退は容易ではない~すでに一体化した欧州の一員

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  経済を中心に様々な生活実態がすでに一体化している欧州での離婚協議は容易ではない。
離婚は結婚より格段に難しい。
  離婚しても相互に深い結びつきを保持したいという気持ちが強い・・・という欲得ずくの交渉になる。
  離婚しても自らの思惑で、付き合い。しかもそれぞれ自由にしたいという欲求が強まっている。
  難民や移民は勝手に押し付けられたり入ってきてほしくない。
  フラストレーションンお高まっているのはイギリスだけではない。
  これから具体的に離婚協議が始まるが、容易ではない。
  他に離婚願望を抱いた国を思いとどまらせなくてはならない。
  イギリスとの離婚協議は甘くはないことになる。
  イギリスとの離婚協議は長くなろう。
  離婚を前に相互に実体として一体化の進展を実感するだけだろう。
  その際、ノルウエーやスイスといったEUには加入していないが事実上の加入国扱いといった「準じる」関係となるのか。
  大騒ぎすることはない。
  
  
プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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