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トランプ米大統領、世界的指導者として失格

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  トランプ米大統領は国際政治でのリーダーシップに抱えていることが明らかになった。
  初の外遊で定まった評価はどこから見ても最低だった。
  本人の意識しているのは国内のコア支持層からの受けだけ。
  コア支持層とは、現状への不満を高める白人労働者層。
  アメリカ第一。
  低所得労働者層の雇用確保拡大第一。
  海外からの輸入品は国内の労働者の職場の敵という価値観。
  それを不公正な貿易慣行と言っているだけ。
  低廉な労働を売りにする移民が中西部白人の職場を奪っているという発想。
  
  トランプ大統領が目指すのは、アメリカの雇用を増やすこと。
  其の為に貿易赤字を減らすこと。
  アメリカへの投資増やすこと。 
  移民を制限すること。
  NATOなど同盟国に軍事費を増額させること。
  
  国際政治でのリーダーとして認められるには、共感できる目指す先の姿が欠かせないが、その提示も説明もできない。
  マナーも悪い。

  加えて、国内で様々な疑惑が高まるばかり。
  行き詰るのは必至。 
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アフリカ戦略を競え

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   今世紀後半、アフリカは様々な意味で世界のスポットライトを浴びることは間違いない。
   2040年ころには人口20億を超えインド、中国を上回る。やがて、インド、中国合計をも上回るだろう。
   ケニアで我が国の主導するアフリカ開発会議(TICAD)を開催したことはいい機会だった。
   我が国は、得意とする人材育成などの分野を生かして特色ある支援をすべきだ。
   注目すべきは中国のアフリカ関与。巨額支援と引き換えの資源確保、しかも中国人労働者を大量に投入したスタイルにアフリカ諸国の警戒感も増大している。
   中国企業の低賃金への批判もある。
   中国は我が国のアフリカへの関心の高まりに警戒心をあらわにしている。
   国営新華社通信は「日本は経済や政治の雑念と海外への軍事拡張に野心を隠せない」(28日)などと批判的な論調を配信している。
   中国のゆとりのなさには、アフリカ戦略のつまずきが背景にあろう。   
プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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