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米朝首脳会談を静かに注視したい

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   12日のシンガポールでの米朝首脳会談。

   両首脳の型破りな劇場型演出で格好のワイドショーの種になっている。

   わが国としてはしばらく静観するに限る。

   結果を受けて対応を考えればいい。

   どうなるにせよ、北朝鮮の非核化には相当期間を要する。

   

   
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五輪は話し合いのきっかけだが、「最大限の圧力」継続が前提

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  五輪をきっかけとし、北朝鮮を韓国や米国との話し合いに誘導することには期待したい。

   しかし、北朝鮮が核放棄に向かうことは現実的ではない。
  
   少なくとも、北朝鮮は国際的な制裁がさらに効果を発揮することなく、真剣に話し合いのテーブル

につくことは考えられない。

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金正恩委員長、対韓協議へのかじ取り~あくまで核放棄が前提

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   1日の金日恩委員長「年頭の辞」で北朝鮮はにわかに対韓協議に前向き姿勢に舵を切った。

   あくまでも見かけの話。

   韓国は喜び勇んでいるがことは容易ではない。
   容易という言葉が白々しい感じだ。

   北を核放棄へと向かわせることはほぼ不可能な現実の中での話し合いによる着地点が見えない。

   まずは当座、戦争と言う壊滅的な事態の発生を防止すること。
   その後で、いかに核放棄という不可能な目標に近い妥協点を探すかという困難な作業に取り掛かかるのだから。

   兎に角、暴発防止。

   北に核兵器完成への時間的猶予を与えないという難題がある。

   韓国の注意しなければならないことは、北に対する経済的な制裁を緩和してはならないということ。

   それなくして北の妥協はありえない。

  
   

北朝鮮に関する注目される情報

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   中国が北朝鮮に軍事介入する可能性をめぐる動向

       中国としては米国・韓国に北朝鮮を影響下に置かせたくない。それより自ら軍事侵攻するという選択肢を考えるのは自然んだ。北朝鮮もそのことを十分承知していよう。

       中朝間の動向には細心の注意が欠かせない。

       米中間にそうしたことに関する極秘了解ができる可能性もある。
       おそらく感触としては探り合いがなされる。

       表面に現れにくい動きだけに目が離せない段階になった。

       北朝鮮が神経質な対応をとることもあり得る。

   他方、米朝間の 秘密裏の交渉進展・妥結も遠くない。

       それが一番好ましい。 

   北朝鮮が個人・金正恩の思い込み判断でとるであろう軍事侵攻の危険性もある。

   あらゆる意味で目が離せない段階だ。             
       
プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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