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習近平独裁権力固め~危うい前途

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  習近平国家主席の進める「腐敗追放キャンペーン」は強権恐怖政治化の色彩を帯びてきた。
  党中央規律検査委員会が派遣する「巡視組」が地方に派遣され、誰を調査し、拘束するかを決める。これに公安・司法機関が従う。党中央による独裁の本来の姿とも言える。
  誰も逆らえない絶対的な権力を党中央が掌握するという体制だ。
  軍制服組のトップだった徐才厚・前中央軍事委員会副主席の党籍はく奪(6月末)に続き、7月29日には、党内序列9位だった周永康前政治局常務委員を立件・審査を決定した。
  その他、薄キ来・元重慶市書記の無期懲役など幹部要人の摘発事例が多い。
  なにがしかの脛に傷のある幹部にとってはとばっちりを恐れて真面に物も言えないという状況になっている。
  習主席にあらゆる決定での権限が集中する傾向が強くなることは必至。
  中国はますます柔軟性を欠いた姿勢になろう。
  そのいき着く先はどこなのか?時代錯誤の独裁体制の行く手は危うい。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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