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いよいよ正念場の安倍首相に期待~勝利は一時、明日からは、全身全霊の奮闘を~

  自民大勝で念願の衆参ねじれが解消されることになった。安倍首相は一切の言い訳を断って、堂々の政権運営に努めることで国民の期待に応えてもらいたい。
安倍首相は、アベノミクスという景気浮揚への期待感を味方につけて、あらゆる難しい争点を避けるという消極戦術で勝利を手にした。民主党をはじめ野党の自滅という状況下、「決められない政治からの脱却」という一点での国民の期待を票に結びつけた。いわば他に選択肢のない中での、安倍首相の自民党に期待するしかないという奇妙な選挙だった。

党内の政権基盤は必ずしも安定していない。内閣改造・党役員人事などでより度量の広い人事配置で盤石な政権運営を目指すべきだ。
政策面での決断では、まずは、10月に求められる消費税の引き上げの決断が第一の関門となる。財政再建への決断を世界に向けて示すためにも予定と通りの来年4月の実施をしなければならない。
問題はリフレ派ブレーンの存在となる。安倍首相の性格からすると近しいブレーンへの傾斜は容易に想像できる。増税は世論の評判は芳しくないだけに、支持率の低下にも関わらずといった、厳しい決断量が問われる。
景気を冷やすことは避けたいため、法人税の引き下げなど、経済界の腰を折らない最大の配意を同時にすべきだ。
消費税の先送りは、麻生財務大臣の反発は必至。自民党内の亀裂も大きくなるものと思われる。それを避け、自民党内を一丸としたものにするためにも、首相は消費税で麻生財務相との対立を選択すべきではない。
その上で、福祉政策、TPP等、より難しい政策面での決断をしていかなければならない。国論を割る憲法はそれらの後でいいのではないか。

野党は解党的出直しをしてもらいたい。政党再編が必至だが、中道リベラルの大同団結を目指してもらいたい。
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こんばんは
大貫さんのブログいつも拝見させていただいています。
とても簡潔に書かれていてとてもためになります。
結局自民党が勝利しましたが、これからの安倍総理にはきちんとやってもらいたいとおもいました。
これからも拝見させていただいていますのでぜひ頑張ってください。

Re: タイトルなし

コメントいただきありがとうございます。とても励みになります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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