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イスラムとの融和に配意せよ~アジアで摩擦高まる危険性大

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   イスラム圏で宗派間の対立が激しさを増している。
   イラク、シリア問題は一皮むくとシーア派とスンニ派の対立だ。
   北アフリカから中近東さらにはアフガニスタンとイスラム原理主義運動が広がりを見せている。
   キリスト教徒との摩擦もガーナなど各地にある。
   アジアでも様々な摩擦の芽が生じている。
   火がつきそうなのがミヤンマーだ。ミヤンマーから流入したイスラム教徒の拡大が続いている。すでに2割超がイスラム教徒との見方がある。イスラム教徒が多いロヒンギャ族と多数派の仏教徒との衝突が続いている。過激派仏教僧も存在し。対抗してのイスラム過激派との衝突は看過できないまでになっている。
   最大の懸念は、中国の新疆ウイグル自治区でのイスラム過激派の動向だ。中国政府当局の力による抑え込み政策が反発を高め、イスラム原理主義過激派の反発が潜在的に高まっている。地理的にみて近い将来国境を越えた、国際的な紛争になる可能性が懸念される。
   新疆ウイグル自治区を終われたイスラム教徒がタイ南部などに逃れている。こうした海外流出は危険だ。追いつめられれば過激派に転じることは明らかだ。
   マレーシアやインドネシアにはイスラムジャマイスラムアなど過激派の影響力が存在する。
   さらには、シリア、イラクで戦っているイスラム国の兵士として戦闘に参加しているこれら地域からの過激派も増えている。彼らが帰国してそれぞれの地域で過激行動に出ることが懸念される。
   ミヤンマーや中国当局の、事前の宗教的な融和策が肝要だ。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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