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新疆、100人超す死傷者だった

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  21日発生した新疆ウイグル自治区のバインゴリン・モンゴル自治州ブグル県での連続爆発事件は、当初の死者2人ではなく、死者50人を超える「重大テロ事件」であることが次第に明らかになった。
  7月28日、当局の発表で死者96人人とされる暴動を超える規模の様だ。
  政府系ニュースサイト「天山網」(9・25)は、40人の暴徒が自爆や公安当局の射撃で死亡、公安当局や住民の死者も10人、死者は計0人と伝えた。犯人2人を拘束とも。
  21日、午後5時頃、市場や派出所、商店前などで相次いで爆発が起きたということだ。
  当局の情報統制がなされ、実態が不明だが、漏れ伝えられるところから、以下のような指摘ができる。
  住民の死者は6人ということで、商店前や市場出の爆発規模はおおよそ推測できる。自爆テロともいうのであれば、死者は特に多いと言う者でもない。軍用の爆発物ではない可能性が高い。
  派出署前でも爆発が発生しているということで、当局に対する攻撃意思が推測される。
  死亡した暴徒が40人というのは異様だ。
  公安当局が乱射するなどして、周辺の人物を多数死傷させた可能性もあるのではないか。
  死傷者100人を超すということと相まって、当局により、相当激しい鎮圧行動があったものと推測される。
  女性の自爆テロとの情報が複数伝えられる。自爆テロに混乱の中、住民と当局の間で、激しい衝突があったのではないか。
  真相が明らかにされることは期待できないが、ウイグル族住民の不満の高まりを背景とした治安の悪化が続いていることは間違いない。
  
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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