FC2ブログ

中国の裁判は共産党幹部の思惑次第~誰も信頼しない中国司法の特異性~

クリックしていただけましたら嬉しいです。
↓↓↓

人気ブログランキングへ

  再確認するまでもないかとは思うが、念のため、中国司法は党(権力者)の支配の下にあるということ。
  新華社通信によと、7月25日、元重慶市共産党委員会書記薄き来(元政治局員)は、収賄、横領、職権乱用の罪で起訴された。近く無期懲役から懲役15年の判決が予想されている。

  事前に、党の長老や政治局常務委員クラスの党幹部には説明がなされ、了解を経ての裁判ということだ。起訴も量刑も事前に了解を取り付けているというお国柄。

  なお、昨年春、党最高幹部入りを狙っていた薄氏は、当時の胡錦濤国家主席や温家宝首相との政争に敗れた。もし、その政争に薄氏が勝利していたらどうだったろうか。薄氏自身の今回起訴された収賄、横領、職権乱用は勿論、妻による英国人実業家殺害(2011年11月)も、表ざたになることはなかった(当然ながら裁かれることもなかった)。

 中国人が裁判を最も信頼できないものとしていることは、こうした背景の故である。
スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

カテゴリ
最新記事
クリックしてください↓↓↓
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

アクセスカウンター
RSSリンクの表示
あし@
講演依頼お問い合わせはこちら↓

名前:
メール:
件名:
本文:

人気ランキング
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
最新コメント
最新トラックバック