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若者の閉塞感とIT革命~イスラム国の吸引力~長い戦いに

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    イスラム社会の相対的な出生率の高さが背景にあるようだ。
    その結果、イスラム諸国で若者層があふれかえっている。
    日本の中央年齢が46.1歳なのに対して、イラク21.5歳、パキスタン22.6歳、エジプト25.1歳など、イスラム圏諸国の若さが際立っている。結果、人口は増え、若者があふれかえっている。若者の失業者が増え、若者の不満やいら立ちが増している。中東から北アフリカは若者の失業者であふれかえっている。若者の閉塞感は高まる一方だ。
    IT革命で若者は直接先鋭化した主張にさらされる。ネット空間では先鋭化傾向が激しい。既存の権威は崩れ、秩序はもろくなっている。
    失業して閉塞感にさいなまれる若者がネット空間で煽られている。
    欧米では、不景気の中、反グローバリズムの高まる傾向が見られる。反グローバリズムは反移民・反イスラムに走る空気を醸成している。イスラム教徒を嫌悪する空気の高まる原因になっている。こうした欧米の空気は、イスラム教徒の若者にとっては、屈折した欧米への反感を抱きがちなことになりがちだろう。
    イスラム圏での若者の失業問題の解消。欧米での偏狭な反移民・排外心理の解消。
    「イスラム国」などイスラム過激主義主張との戦いは長期間の難極めてしい戦いになるだろう。
    
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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