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イリハム氏無期懲役確定~到底容認できない暴挙

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 中国の習近平指導部の異常な強権・強硬姿勢がエスカレートしている。
   新疆ウイグル自治区高裁は11月21日ウイグル族学者イリハム氏に無期懲役を確定させる判決を下した。
   確認しておくべきは、イリハム氏が北京大学で行った講義内容が民族分裂思想を広めたとして国家分裂罪としたこと。イリハム氏の主張は、漢族とウイグル族の共存、暴力行為反対であること。
   こうした穏健な学者のしかも大学での講義ビデオ映像を証拠としての断罪は、ウイグル族との融和にとって決定的な禍根となることを予感させる。
   しかも、裁判は一審は非公開、2審は留置場内で抜き打ち的に行い、弁護士の同席も阻止したものだった。
   当局は、無実を主張するイリハム氏の主張も、弁護も強権で封じたようだ。
   中国の裁判の単なる共産党独裁の道具に過ぎないことを改めて世界中に明らかにしたようなものだ。
   中国の国際社会での指導的地位確立に逆行すること甚だしい。誠に遺憾なことだ。
   何をこうまで恐れるのか?とにかく当局の危機感の大きさを感じさせられる。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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