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CIAの”拷問”報告書~政権への不満

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  オバマ大統領がCIAの”拷問”報告書を公表したことを巡ってCIA現場サイドとの間に不協和音が感じられる。もっともなことだろう。
  2001年の米同時多発テロの発生を受けCIAは、テロ容疑者の拘束と尋問を行った。その尋問プログラムは大統領の承認を受けていた。CIAとしては実行することが任務だったことは否定できない。
  であれば、引き継いだ大統領であっても、それを踏まえて、CIAを批判・否定するようなことであってはならない。反省する必要があったとすれば、大統領そのもの、ひいてはアメリカ全体としての反省ということでなくてはならない。
  オバマ大統領サイドは、共和党のブッシュ大統領のやったことで、自分たちはその非を糺すだけという感覚だったのではないか。
  そういうことなら、CIAなど行政執行組織職員は、時の大統領の指示に絶えず懐疑的に対処しなくてはならなくなる。
   
  強化尋問技術と拷問は紙一重だろう。ただいたぶるのが拷問であり、情報収集の手段という縛りがついたものが強化尋問だろう。その情報収集への有効性は検証に値するだろう。

  情勢に応じて行使できる取り調べで許される手法は異なってくるだろう。
  平時と戦時では同一とは思えない。
  相手の危険性の度合いに応じて対抗上撮り得る手法も異なるだろう。

  具体的に言えば、たとえば、イスラム国に拘束されている人物を救出するために、その居場所などを入手するための尋問で、どこまでの手段が可能か。

  そうしたギリギリの第一線で任務に従事しているCIA要員の士気をそぐような大統領には仕えたくない・・・というのがCIAの本音だろう。 
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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