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危険物輸送に係る企業の危機管理について~安全で快適に暮らすまちづくりの中核を担う~

{結論} 地域防災の中核業者としての決意を期待
・・・市民・近隣から信頼され、イザという時に頼りにされる
・・・安全向上のための更なる努力を
「次の世代に残すべき宝」・・・安全安心という街の宝
人間の命の大切さ・・・いとおしむ心・過信は命取り
事故原因調査に多く見られる「意外な」の意味するもの
忘れてはならない自然災害の破壊力
災害被害は最小限に減らすことはできる・・・「備えあれば憂いなし」

* 危機管理の原点は頼らない心
* 「他山の石」・犠牲者の残した教訓・・・生きた教訓(知恵)はあふれている
* 中越沖地震での柏崎刈羽原発の事例は教訓に満ちている<複合災害>
1 雲仙普賢岳噴火災害の経験から:専門家を超える分野が多い
(1) 思いもよらぬこと(危機)への備え・・・マニュアル万能ではない
奇麗事ではすませられない・・・他人事ではない
街のリーダーの心得・・・鐘ヶ江島原市長のひげに示した決意
(2) 頼っては命を失う・・・皆に付いていっては危ない・・・将棋倒し
愛する者の身は自分が護るとの決意
(3)持久戦に弱い/忘れやすい・・・日本人の特性
(4)タフ・ネアカ・・・頑張り過ぎない・人間は壊れやすい
(5)地元の団結力・・・復興は団結力から・助け合い・・・街の日常活動から

2 危険物取り扱い専門業者、「プロとしての自覚」「自主的取り組み」が原点
  危険がいっぱいの環境下での業務という認識
  交通事故を考えるだけでも・・・最大の敵は「慣れ」
    求められる日常業務での基本遵守への取り組み *遠心力と積荷の重心移動
*常に創造を超えた現実*人間がとっさにとる想定外の行動

「真のプロとなる決意」 
 「基本に忠実」ということ・・・いずれも根底にあるのは「人間」
  企業の安全リーダーとしての率先垂範・実践を期待
       
 プロ:「自らへの厳しさ」が要件 「自らへの厳しさ、他人への寛大さ」
     
3 会社ぐるみの防災拠点化・・・CSR経営
  事業者は地域の防災拠点:先ずは更なる安全性実現への決意
              情報公開・耐えざる錬度向上努力
  専門知識を生かした日常的な地域への協力
  地域からの期待:貢献力を磨いてもらいたい「何が貢献できる」の問い

4 慣れ、過信という「驕り・慢心が最大の敵」
  人間のやることに、100%は存在しない。100%を目指して絶えず反省し努力するのみ。
  危機管理は「他山の石」の学ぶ姿勢から。他者(社)の失敗を我がことに引き寄せて。
  専門家といえども例外ではありえない。日進月歩の更なる安全への歩み。
   例えば、
① 中越沖地震での柏崎市刈羽原発の事例に何を学ぶべきか。
      活断層に関する不完全な調査実態、想定外の揺れ
      火災発生時の消火体制、通報体制、化学消防力(役所の設置基準に関わらず、自ら専門家としての判断で)、水の出ない状態での対応力、情報公開、
記者会見etc.  
    ② 比較的最近注目されだした長周期波動
    ③ 液状化
    ④ テロ・ゲリラ対応
    ⑤ フェールセーフ・・・危機状態が発生してしまった時への対応

5 すべての前提、「わが身と家族の安全/安心」から  
    家族の危機対応力の劣化が生じていないか
   「たくましい野生の力」・・・一人一人の人間としての生命力
    現代社会の便利さが間違った過信を生んでいないか
    
6 危険物防止アクションプラン
    法令に基づく点検、日常点検の推進。推進重点項目、諸対策への取り組み

7 「公」の再生
     日本的パブリック(共生社会)の再建を目指して
    「安全で快適に暮らす神奈川県」の実践/体現

資料1 阪神淡路大震災(95・1・17 AM5:46)
    死者6400余人、重症約1万人、全壊10万余棟(内全半焼約7500棟)
    避難所生活者30万人余
    停電260万世帯・・・応急復旧完了まで6日
    断水127万世帯・・・最長3ヶ月
    ガス86万世帯・・・最長3ヶ月
[死因]倒壊家屋の下敷き(圧死)・・・84%
火災死・・・12%
[推定死亡時刻]大部分は10分以内に死亡
*生き埋めになった(自力では動けなくなった)人々の10%は助け出せる可能性がある
*餓死した人はいない
 [西宮警察署管内の状況から]宿直26人、一瞬下敷きになったのは約1000人、
内助け出された人は100人弱

資料2 大震災への対応シュミレーション
   3日間・・・行政も市民も全力で協力しての人命救助
         「生死~勝負の72時間」「近所の助け合い」
   3週間・・・皆で何とかして「日常生活の維持」
   3ヶ月・・・復興へのめど(防災都市化への配意)

資料3 首都直下型地震被害予測【中央防災会議05・2・25】午前8時発災
   死者1万3千人(内新宿周辺地下街でのパニック死40人)
   エレベーター内への閉じ込められ・・・1万余人
   自宅で暮らせない700万人(1ヵ月後270万人)
   水道復旧率4分の3・・・4日後     95%・・・30日後

資料4 地震で生き残るために
①動けなくならないこと・・・家を安全に(耐震補強・転倒・落下防止・・・自宅を最善の避難拠点化)②グラッと来たらとっさには身を小さくして頭を護る③避難ルートの確保(倒壊家具などがつっかえ棒になってドアが開かなくならないか/子供部屋のドアが外から開けられるか)④多くの人がいるところでは将棋倒しに巻き込まれないこと⑤落下物に注意(ガラス・看板などに備え頭を護って離れる)⑥正しい情報(流言飛語に注意)⑦スリッパ・ズック・軍手(一番多いガラスによる手足の傷)⑧パニックにならない(臨機の判断)⑨2~3日食べなくとも死なないとの構え⑩避難所生活は開き直り(神経質にならない・頑張り過ぎない)
企業経営者への講演レジメ(2009年使用)
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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