FC2ブログ

薄裁判の影響

リクックしていただけましたら嬉しいです。
↓↓↓

人気ブログランキングへ 


  予想外に長丁場となった薄被告と検察官による、中国国民注視の対決は、中国共産党の一党独裁体制への少なからざる影響を及ぼすことになるだろう。
  先ずは、薄氏に代表される党政治局員クラスの最高幹部の贅沢三昧の生活ぶり。フランスには約4千平方メートルのプール付き別荘、米国留学中の息子の同級生40人を旅費・食事つきで北京観光に招待、息子が業者からアフリカ旅行に招待され、海外旅行から100万円の電動二輪車・・・などなど。贅沢三昧の生活を見せつけられた中国人は改めて、党最高幹部の実態を垣間見たのだった。
  息子をフランスの中学校に留学させたのは、夫の浮気発覚に起こった妻の仕返しだった。裁判の行われた斉南市のタクシー運転手は「豪華な夫婦喧嘩だ」と驚いていた(産経8・26)。
  部下との異常な関係。薄被告の長年の腹心・元重慶市副市長王立軍受刑者(懲役15年)は、「立って死ねと言われたら、ひざまずいて死ねない」と言って忠誠を誓った。重慶市公安局長時代、薄被告に「毎日家に顔を出せ」と言われ、毎日少なくとも1回は薄被告の家を訪づれていた。中国人記者はまるで「重慶党委員会はマフィアの世界」との感想を語った(産経8・26)。
  
  要は、薄被告だけの例外ということで済ませることができるのか?ということだ。誰もそうは受け取らない。みんなやっていることは中国では常識というレベルなのだ。今回の裁判は、特権官僚の実態を全国民レベルで再確認したのだった。



スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

カテゴリ
最新記事
クリックしてください↓↓↓
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

アクセスカウンター
RSSリンクの表示
あし@
講演依頼お問い合わせはこちら↓

名前:
メール:
件名:
本文:

人気ランキング
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
最新コメント
最新トラックバック