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中国体制の長所と短所~長期リスクへの備え

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 中国に関する見方は楽観・悲観の両極端に別れている。
  一番の問題点は、独裁体制ということだ。
  変化・構造改革には適さない。
  独裁当局の判断では、既得権益層の利益を重視しがちになるだからだ。
  多様な価値観を許容させない傾向がある。
  したがって創造性が育ちにくい。
  批判は、厳しく罰せられる。
  特に、当局に危機感がある困難時には異常な規制に走る。
  今、中国で経済に関する研究や報道記事は危ない。
  「急落」「落ち込む」などの感情的な?表現は厳禁。
  議論をも恐れ、どこかに分かりやすいスケープゴートを探すことに汲々としている。
  当局の差だ位関心は自己の責任回避。
  既得権益層の権益とぶつかる構造改革がしにくいことが最大の問題点。
  創造力も育ちにくいだろう。
  他方、経済的な諸対策は決定力の速さという利点がある。
  効果効率の良い対応が期待できる。
  当分、5~7%の中成長は維持できるだろう。
  中国経済を視野に入れた経営が肝要だ。
  
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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