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露・土戦争ムードの危険性~シリア混迷の長期化

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 トルコの出方への注目欠かせない。
  ロシアは撃墜事件を利用してシリアでの影響力拡大&主導権を狙っている。
  トルコへの圧力を強め、シリアでのアサド政権継続でロシアに有利な状況を目指している。
  それは即、トルコの狙うトルクメン人(人口比1%)への支援でトルコの言い分を通せる形のシリア問題の決着だ。
  そのためにはシリアでのクルド(トルコ国内やイラクとの連携で影響力が強まっている)の影響力をそぐことがキーになる。
  トルコ・欧米、ロシアの話し合いの背後には、反アサド勢力の在り方への思惑争いの様相が潜んでいる。
  ロシアはできるだけ弱体化させた反アサド勢力にしたい。
  湾岸諸国・欧米はアサド政権を倒し、反アサド政権をなんとか作りたい。
  トルコは反アサド政権の指導権確保が狙い。
  ロシア・イランの支援を受けるアサド政権の存続は決定的になった。
  そこで、フランス主導のアサド政権・ロシアとの妥協の流れだが、トルコは巻き返せるか?
  トルコを追い込むことは、トルコをナショナリズムで固め、本格的なロシアとの対立になる可能性もある。
  そうなることは、ISの願ったりかなったり・・・ということだ。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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