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中国の自己満足、拘束スエーデン人の謝罪報道~国際的逆効果

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  独裁体制下での中国当局の判断は国際的な評価を理解できなくなっていることがまたまた判明した。
   新華社通信は19日、国家安全危害容疑で拘束されたスエーデン人男性のでっち上げ情報で海外から資金を集めていたなどとの容疑内容を伝えた。20には国営中央テレビは同氏の「罪を認め中國政府と国民におわびする」と涙を流し語る姿を繰り返し流した。
   中央テレビは「共産党と政府に対する不満を抱く人たちを挑発し、国家と社会の秩序を乱した」と決めつける解説を繰り返している。
   政府の意向に沿わない事実を指摘するNPOなどは、海外からの資金援助獲得を狙ってでっちあげをしているだけだ・・・ということを国内外に知らしめる・・・のが今回の拘束・謝罪映像だという判断なのだ。だから繰り返し繰り返しながしている。
   当局にすれば成果を上げた・・・と思っているのだろう。
   その感覚が国際的には真逆なのが理解できないのが独裁体制下の中国当局なのだ。
   国際的には・・・どんな脅しで謝罪映像をでっちあげたのか?当局の問題点指摘がそんなに脅威なのだろうか?・・・などということだろう。
   問題点の指摘には具体的な解決策が重要なのであって、指摘者を拘束して抹殺するのは何の解決にもならないということがわからないのだ。
   根源の解決でなく、指摘者を抑え込むという繰り返しで、何が解決するというのだろうか?
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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