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全体主義の影に注意~ナショナリズム高揚

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  欧州へ流入する大量難民への対応に苦慮する欧州各国で排外的なナショナリズムの高まりがみられる。
  ナショナリズムの高揚、民族主義の高まりに訴える政治勢力の動きが活発になっている。
  経済情勢が困難な状況で国民の不満が高まっていることは権力に強力な権限を付与することを許容する環境をもたらす。
  ハンガリーでの報道を締め付けるメディア法や憲法裁判所の権限縮小法改正を含む憲法改正は注意を要する。
  フランス、ドイツでの右派政党、英国、スペインでの左派政党の伸長はその背景に失業者増や難民増など困難な中での国民の感情に訴える共通点がある。
  社会の不安定性が高まる中では、強権的な手法への国民の抵抗感が低くなる可能性がある。
  そこに強権的全体主義のあらわれる隙ができる。
  警戒を要する状況だ。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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