FC2ブログ

外交攻勢をかけるロシア~米ロ対立構造が深まり国際紛争解決は困難に

 クリックしていただけましたら嬉しいです。
↓↓↓

人気ブログランキングへ


 ロシアのプーチン大統領は、9月13日、上海協力機構首脳会議が開かれたキルギスでイランのロウハニ大統領と初会談を行い、イランの核問題の解決に向けて協力を深めることで一致した。
  一方、首脳会議は国連安保理事会の承認を得ない対シリア軍事介入に反対するとの共同宣言を採択し、米国を強くけん制する形になった。
  アメリカにとっての外交的な課題での相手側との協力関係を深めるという形で、ロシアはアメリカにとって問題解決の際の相手側の後ろ盾という構図が定着した感がある。
  
  シリアでの化学兵器使用を政府側とする米国と、反政府側とするロシア・シリア政府の面会の違いは根本的に相いれることは難しい。米ロのシリア化学兵器管理交渉では溝が深くなお曲折が予想される。化学兵器の国際管理が進展すれば、米ロ両国は、シリア内戦の政治解決に向けた国際会議を目指すことになる。

  他方、英米仏は、アサド政権が化学兵器の国際管理実施を遅らせた場合に、国連憲章7章に基づく軍事力の行使を承認する安保理決議案を検討している。ロシアはこうした英米仏の動きに反発している。米ロの対立構造は国際紛争の解決を事実上不可能にしている。

  その根本的な原因は、米ロ両国とも国力・指導力をはじめ総合的な力量が低下していることだ。
スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

カテゴリ
最新記事
クリックしてください↓↓↓
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

アクセスカウンター
RSSリンクの表示
あし@
講演依頼お問い合わせはこちら↓

名前:
メール:
件名:
本文:

人気ランキング
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
最新コメント
最新トラックバック