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大統領に不適格なトランプ候補~不勉強すぎる

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  米国大統領選挙が異様な展開となっている。
  特に共和党でトップを走るトランプ候補は米国の先行きを不安にさせる要素が多い。
  米国の選挙でのポピュリズムは今回に限ったことではないが、今回は特に目立つ。
  それはオバマ大統領治下のアメリカの現状への不満の大きさの故だろう・・・もっともと言える。
  既存のプロ政治家への不信感も理解できる。

  不安にさせるのは、ISに戦術核兵器を使う可能性を否定しないなどの素人過ぎるところ、・・かつ発言してしまう軽率さ。
  イスラム教徒を差別する。宗教的な偏見。不法就労や犯罪防止にメキシコ国境に壁を作りメキシコに払わせる・・・といった乱暴な移民に対する偏見に満ちた発言にみられるような・・・人種的偏見。
  妻のヌードに近い写真を暴露され、ツイッターで本人の実名で「お前の妻の秘密をばらすぞ」と書き込むなどの、粗野で直情的・軽率さ。

  選挙だから多少はしょうがないが・・・外交での相手国の反感を計算していないような発言。
  中国が挙げて批判するなど・・・世界中を不安にさせている。

  総じて、大丈夫ですか?という目で見ざるを得ない米国の状態だ。

  格差社会化が進む米国で、不満を募らせる白人低所得層の受けを狙った「トランプ旋風」がどこまで吹き荒れるのか?
  トランプ大統領では、人種、宗教、階層間の分解は必至だろうに・・・。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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