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テロとの戦い~総力を挙げて

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  テロを防止するのは難しい。あきらねてはいけない。最善を尽くすことが肝要だ。
  パリ、ブリュッセルの連続テロの教訓は何だろうか。
  過去の関係者を徹底的に追求することが欠かせない。徹底的にだ。
  パリテロとのつながりが大きいことが明らかになった。
  移民などで他民族混住地域は当局の情報収集が十分ではない。
  住民の情報提供など協力も薄い。
容疑者の血縁関係の濃さも情報収集を困難にする(東南アジアのジェマ・イスラミアJIでも戦闘員の勧誘などで積極的に血縁関係を使っていると言う)。身近なものは影響力が大きいのは自然でもある。
血の交わりが謀議や秘密保持に有効なことをうかがわせる。昨秋のパリ同時テロ実行犯で19日に逮捕されたアブでスラム容疑者も兄弟でテロに加わっていた。
  そういう前提・認識が出発点だ。
  欧州での各国情報機関などの連携がうまく機能していない。
  各国情報機関がそれぞれ能力を知られたくないという・・・本能的な性向を持っていることが壁になっている。
  相互に戦っている側面がるからだ。
  今回の自爆犯人がトルコからテロを起こす可能性が高いと通報されていたにも関わらずベルギーは対応を怠っていた。
  欧州にテロリスト予備軍が5千人はいると言われる中で各国当局の対予備軍・容疑者の戦いは続く。
  難しいが、各国の当局は最善.を尽くすべきだ。
  国民のテロ容疑者への厳しい目が欠かせない。
  同時に、人権への配意は欠かせない。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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