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香港書店閉鎖へ~失踪した株主香港で会見の奇妙さ

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 反政府書籍を扱っていた香港書店・銅鑼湾の株主で昨年年末来3か月も中国で拘束されていた李波氏は、3月24日香港に戻り、書店の閉鎖見通しを語った(香港各紙3・26)。香港には1日だけ滞在し翌25日、迎えに来た男性の車で中国本土に戻った。
拉致された5人中今まで3人が香港に1日だけ戻り香港警察に対して「拉致事件としての捜査を行わないよう」要請して直後に中国本土に再び戻っている。香港警察に捜査など関与をやめさせる工作として、中国当局の指示があったとみるのが自然だろう。

  3か月の拘束でいかに変わったか?・・・驚くべき変化はいかにしてもたらされたか?・・・注目、留意しておくべきだ。
  李波氏の語ったことは以下の通り。

  共産党指導者を批判した書籍を取り扱ってきたことに責任を感じる。
  過去を忘れて新しい人生を歩みたい。
  これから取材に応じるつもりはない。
  香港にもどたっ直後、地元警察には自分に対する失踪事件の捜査を中止するよう要求した。
  香港メディアに、自分は拉致されたのでなく、捜査協力のため自らの意思で中国に渡ったのだと語った。
       ・・・なお、銅鑼湾書店の倉庫にあった4万冊の書籍はすでに破棄された。
  でたらめな書籍は言論の自由と関係ない。

  3か月の拘束でいかに変わるものか。
  その間に何があったのか?

脅迫や洗脳があったとしか思えない・・・想像するだけで恐ろしい。現実に起きていることをしっかり記憶しておくべきだ。
 銅鑼湾関係で拘束された5人中3人が同じように行動している不自然さが際立っている。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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