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中国誌編集長抗議辞職~党の代弁できぬ

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   広東省をベースとする南方都市報の編集者が習近平指導部のメディア統制強化に抗議して辞職した(香港紙東方日報など3・30)。
   習主席は2月「すべてのメディアの姓(ファミリーネーム)は中国共産党であるべきだ」などと強調した。共産党の宣伝工作に絶対服従するようとの指示。
   これに対して南方都市報の編集長は「あなたの姓など名乗れない」と書いた自身の辞職届をネット上に掲載、共産党の代弁者にはなれないと強く抗議した。
   南方都市報は、2月、習指示「中国共産党を代弁する」を報じた記事見出しの下に改革派地元企業トップが葬儀の後で海に散骨された記事を掲載した。その記事の見出しが「魂が海に帰る」だった。見出しの上下が「中国共産党を代弁」「(改革の)魂が海に帰る」となる。これが国家主席への皮肉だとして、同紙編集長が解雇された経緯があった。
   同紙編集者の抗議辞職は、その後の共産党の同紙への圧力などへの、強い抵抗の意思表示だ。
   共産党の締め付けに抗議する中国のマスコミ関係者の存在を肝にとどめておきたい。
   中国人の権力に対する抵抗の歴史の根深さを想起させる。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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