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言論人を威嚇する習政権~目立つ時代錯誤的手法

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  中国で言論・思想の引き締めが一段と強化されている。昨今は、特に、外国との関係を有する言論人の拘束が相次いでいるようだ。政権基盤を固めたい習近平国家主席は時代錯誤の毛沢東に習ったかのような強権手法で知識人への「粛清」に着手した感がある。その時代錯誤ぶりには驚かされる。
  中国民族主義をあおる習政権としては、外国の事情に通じ、相互理解を説き、融和的な情報発信をする知識人は邪魔だというのだろう。このたび、その代表的な人物を見せしめとして拘束、黙らせようとしているのだろう。
  東洋学園大学朱建栄教授の上海での拘束は2か月に及んでいるほか、日本を基盤とする中国語雑誌編集者や人民日報東京支局長経験者なども拘束されているようだ。いずれも、日本側への情報漏えいなどの嫌疑で取り調べを受けているものと思われる。
  他に、米国や台湾をよく訪問している中国政府系シンクタンクの研究者の拘束事例もあるようだ。
  さらに、中国版ツイッター「微博」で1200万人以上のフォロアーを持つ評論家セツ必群氏や著名な投資家・企業家王功権氏の拘束も最近伝えられている。これらも一連の強権的口封じ策とみられる。
  
  権力基盤固めをあせる習近平指導部の時代錯誤的強権手法が目立つ。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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