FC2ブログ

薄き来判決(無期懲役)~支持者の動きも活発

 クリックしていただけましたら嬉しいです。
↓↓↓

人気ブログランキングへ


  元重慶市トップ薄き来被告1審判決が22日、無期懲役となった。判決を不服として控訴することになろう。中国の裁判は2審制。
  全面的に争う姿勢を示す同被告の扱いは中国最高幹部の関心も高く、習国家主席サイドとしては、できれば早めに決着をつけ沈静化させたいところだろう。

  判決を前に、「無実」を主張する薄被告の手紙(「真実はいつの日か明らかになるだろう」「父は生前、何度も投獄された。私は父を手本にしたいと考えている」)がネットに出回ったり、15日党機関紙「求是」HPに、同被告を「民族の英雄」に例えた論文がアップされたりするなど、同被告支持者の活発な動きが見られた。

  判決言い渡し当日(9・22)、済南市中心の公園で判決後「私達人民の薄書記を返せ」と、目を赤くはらして叫ぶ支持者の姿もあったという(産経9・23)
  地裁周辺は前日(21)から警察当局により事実上封鎖され、薄被告支持者らの裁判所周辺に集結する動きは抑えられた。政権基盤を固めたい習指導部の世論への過剰な経過うぶりが目立った。
  なお、中国では、22日夜のNHK海外ニュース放送で薄被告判決を伝える部分が画面が真っ黒になり数分間映像が見られなかった。中国国内で判決に批判的な声があるとの報道内容を警戒した措置だろう。
  
  
  <参考>9月15日、共産党機関誌「求是」公式サイトに「われわれの民族の英雄を守ろう」と題する論文が発表された。薄被告の名前は伏せられているが、連想させるには十分だ。掲載直後一部が削除されつつも完全な削除はしていない。同被告に対する一定の支持者が党機関内部にも存在しているということではないか。

  
  公判(8月22日から5日間)も判決言い渡し(9月22日)も、政治ショーそのものだった。透明性をアピールする為、インターネットなどで裁判の模様を公開したが、次々に反論する被告の主張の方が説得力があった。
  1 起訴された薄被告の罪状とはほとんど関係のない、被告夫婦のそれぞれの不倫問題などが公にされた。
  2 判決言い渡しで被告の両脇を固めた2人の法廷警察官は、慎重180センチを超える被告を越える長身だった。元バスケットボール選手の法廷警察官ということで、被告を小さく見せたい当局の意図が感じられた。
  
スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

カテゴリ
最新記事
クリックしてください↓↓↓
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

アクセスカウンター
RSSリンクの表示
あし@
講演依頼お問い合わせはこちら↓

名前:
メール:
件名:
本文:

人気ランキング
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
最新コメント
最新トラックバック