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信用の重み~ロシアドーピング問題の本質

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  明らかになったロシアの国家ぐるみのドーピング。
  ロシア人は、まず、その失ったものの重さに気づくべきだ。
  選手もIOCに避難を浴びせるのではなく、祖国の幹部要人を糾弾すべきだ。
  かつ、その糾弾対象には、積極的かやむを得ずかはしれないが、結果的にドーピング薬物を飲んだ多くの選手自身も含まれるべきだ。
  選手や役員、関係機関の関係者自身の反省がほとんど聞かれないことは残念だ。
  こうしたことは、現在進行形で、ロシア人への信用失墜として更に傷を深くしている。
  ロシア、中国(馬軍団など)といった影響力のあるスポーツ大国での組織的ルール違反に対する対応は人間の資質に対する判断に暗い影を感じさせて残念だ。
  クリミア半島から東ウクライナ、南シナ海などでのロシア、中国の行動にも通じるものを感じさせる。
  強権的な独裁体制との相関関係もあろう。
  旧東ドイツの組織的ドーピングも思い出される。
  人間の本質をここまで傷つけていいのか?
  ロシアのスポーツ界での信用回復を信じたい。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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