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司法と警察を信用しない中国人

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  中国人庶民は司法も警察も信用していない。当局・上層部の意向で動くものという受け止め方が定着してるのだ。
  9月25日、夏元露天商の死刑執行につき、中国の各メディアは共産党宣伝部から「夏死刑囚の件に関して論評してはいけない。国営通信新華社通信の原稿を使え」との通達で報道規制された。庶民の司法や警察への反感が高まっている中での死刑執行への批判を恐れた措置だ。
  例えば、警察官の個人的なトラブルでの発砲事件には軽い刑になり、警察官の下請けのような街の秩序維持にあたる役悪を担う城管がは激しい暴行に及んで殺した露天商には1400万円相当の賠償金で済ませてしまう。こうした当局の庶民への高飛車な態度に批判が高まっているのだ。
  目撃者の証言も何もかも無視して当局有利に裁く司法が警察官以上に信頼されていない。
  庶民の立場に立った権力にならなければ中国の体制は更に揺らぎかねない。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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