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独テロ容疑者ミラノで射殺~EUでのテロ防止の難しさ

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   12月19日、ベルリンでトラックを突入させてから4日後の23日、容疑者はミラノで警察官に発砲、警察官に射殺された。
   この事件は、EU各国にEUでのテロ防止対策の難しさ・問題点を改めて鮮明に突き付けた。
   容疑者はベルリンで事件を起こしてから逃走、複数の国境を突破してイタリアのミラノで銃撃戦を引き起こした。
   公開捜査中、各国は国境管理を強化している中での逃走の実態解明が肝要だ。
   事件発生の翌日、ベルリンのモスクの前(現場から4キロほど)に立つ容疑者の姿が監視カメラの映像に映っていたという。
   容疑者の立ち寄りそうな場所での映像は当局にとっては、反省材料ではないか。
   容疑者は15年7月にドイツ入国以来、複数の偽名を使いながら暮らしていた。
   ドイツ入国前にイタリアで放火罪などで4年間も服役していた。
   そのような危険な人物が出獄後、自由にEU内を移動できている。
   イタリア当局として服役終了後の人物をEU域内で自由にしているという対応でいいのだろうか。
   様々な問題点の解明を期待したい。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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