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外交の現実~しらじらしい詐術の状態化

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   金正男氏の暗殺をめぐってマレーシアは問う欲は踏んだり蹴ったりだ。
   遺体引き渡しを求められ拒むと、北朝鮮を貶めたい勢力と結託し「詐術陰謀に組するな」、韓国は「大統領の騒動から目をそらせようとしている」といった非難の連発状態だ。
   マレーシアは北朝鮮の数少ない事由に出入り行動できる国として、事実上東南アジアにおける北朝鮮のフリー拠点化していた。
   その結果が国内で暗殺を強行され、非難まで浴びる始末だ。
   外交とはそんなものだ。白を切る。嘘を言う。その繰り返し…が珍しくない。
   そ真面目なのは日本ぐらいだ。
   日本とはそんな国だ。
   北朝鮮が嘘で固めた国であることは公知の事実。
   拉致から各種不法事案は日常茶飯事。
   核開発に関して嘘でやってきたことを忘れることはできない。
   しかし、それが隣国であることは現実。
   そこからやってきた人がわが国に住まいし、日常生活をしているのも事実。
   さあ、どう付き合うのか?
   真剣に考えてみるべきだ。

   マレーシアは北に言わせっぱなしでいいのか。なにかぶちかませなくては国際社会の評価が下がるばかりだ。
   少なくとも入国ビザは厳格化すべきだ。

   こういう時、北朝鮮関係違法行為を暴き、一網打尽にできないようでは国家の力量不足と言わざるを得ない。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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