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北朝鮮の暗殺手法~変遷

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   生物化学兵器への執着はそれなりに理解できる。核兵器などに比べ製造が安価なのだ。
   2500~5000トンの化学兵器を保有しているとの推定がある(韓国国防研究院)。
   シリア・アサド政権への輸出の疑いが指摘される。
   保有量は米ロに次ぐ第3位。
   同時多発的な散布が比較的隠密裏になされやすい。
   こうした北朝鮮をこのまま野放しにするのか。大丈夫かという深刻な課題がある。
   北朝鮮の生物化学兵器への拘りは金日成時代からの伝統と言える。
  
   テロ暗殺の手段は、韓国人や日本人などに身分を偽装した工作員によるものが続いたが、今回は現地でスカウトした工作員にやらせるという手法のようだ。北朝鮮の工作員は現場指揮をした後、飛行機を乗り継いで北朝鮮へ逃げかえっている。
   北の工作員自身が表面に出ないように第三国人に偽変するのがよりこのましいだろうが、そこまではやっていないようだ。
   現地などの犯罪者集団(麻薬組織など)を使うということも考えられるが今回はそこもはっきりしない。

   どうもそこまでの暗殺工作準備がなされたものでもないようだ。

   全体の工作の印象としては荒っぽい。

   それにしても金正恩の心境やいかん。

   周りの人物が皆、自分を暗殺しかねないという疑心暗鬼の塊ではないか。

   このような病的な独裁者をどうしたらいいのか。

   それが大きな問題なのだ。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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