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強権的手法の影響力の大きさ

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7月1日の返還20周年式典参加を機に習近平国家主席就任後初めて香港入りした(6月29日)。
  香港では一国二制度の成功、香港繁栄へのコミットメント強調。
  香港警察は厳戒態勢で臨んでいる(連日警察官1万人規模)。
  中国初の空母遼寧を伴っていることに留意すべきだ(7月7日香港入港予定)。

  南シナ海では、ベトナム漁船への力による排除も伝えられる。
  着々と、南シナ海の実効領有の既成事実化を図っている。
  対立するフィリピンにはライフル銃3万丁、銃弾300万発をテロ対策支援として援助(6月29日王毅外相)。
  支援で反発を和らげるという計算。

  トルコのエルドアン大統領は7月上旬のG20首脳会談で訪れるドイツでトルコ系住民の集会を企図、これに対して、ドイツ政府は不許可とした。トルコのドイツへの反発が強まることは必至。
  昨年9月のクーデター未遂鎮圧以来強権色を強めるエルドアン大統領へのドイツ政府の不快感の表れ。トルコ国内での対立のドイツ国内トルコ人社会への波及警戒感も強い。

 世界各地の強権政治を巡る動向には注意が欠かせない。

  
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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