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劉暁波氏への哀悼~不屈の人

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   中国民主化運動の象徴的存在の劉暁波氏が13日多臓器不全で死亡した(61歳)。
   服役中肝臓癌を患い、刑務所から病院に移送・治療を受けたのは今年6月、いきなり末期癌だった(報道ベース)。
   共産党独裁廃止や司法の独立を主張する08憲章を他の民主化活動家と共同で起草した(中心的存在)。
   その行動はあくまでも非暴力に徹した姿勢を貫いた。
   影響力を恐れた当局は身柄を拘束「国家政権転覆扇動罪」で懲役11年の実刑判決で臨んだ(10年2月)。
   ノーベル平和賞受賞理由は「中国の人権状況の改善に向けた闘いの最も重要な象徴」(10年12月)。

   2020年の刑期満了後にも中国にとどまり民主化運動に身を投ずるとみられていただけに、民主運動家の間での精神的指導者喪失感が強い。

   中国指導部の報道管制(海外テレビニュースなどの遮断)など、劉氏の影響力への警戒感が強いことがうかがえる。

   中国の言論の自由など人権状況の異様さへの国際批判も高まることなどへの警戒感から、劉氏への治療などに関するネットでの映像匿名発信など異例の対応が見られた。

   劉氏に関する情報統制は中国当局の警戒感を知る有益な手段だ。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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