韓国及び国際社会へ覚醒・覚悟を促す~トランプ韓国議会演説

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 韓国議会でのトランプ米大統領演説は韓国政府・国民の覚醒と覚悟を促し合わせて国際社会に結束を促した(11・8)。
 核・ミサイルに限らず反体制派など約10万人を強制収容所に入れ国民を悲惨な飢餓や栄養失調状態に置く地獄の政治体制の国と決めつけた。
 米国が「正邪」の区別を持ち出し国際社会の結束を促す論理手法は、単独での戦争に踏み切る最大の特徴であることに留意。
 様々な面で「正義」に反する北朝鮮を必要とあれば国際社会の容認の下で軍事的選択肢を取ることの決意を鮮明にしたものだ。
 アメリカのやる軍事制裁は「正義」なんだとの宣言をしたことになる。

 アメリカ中西部で男の最も評価の低いのは正しいことのために戦わないこと。
 悪に対する保安官のような行動をとることが頼もしい男とされる。
 そうした気質を持つ地域を支持基盤としているトランプ大統領であることを留意。

 韓国での演説は北に対して腰の定まらない政府と国民へ「覚醒」を迫ったものだ。
 アメリカによる軍事介入の「正義」であることの宣言は済ませたことになる。

 北朝鮮への話し合いへの引き込みは最終段階に入る。

 その間に偶発的な武力衝突の起きないことを祈るばかりだ。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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