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公務員の人材に劣化が生じていないか

   公務員の劣化が懸念される。

   統計に関して誤りに気づいていながらその重要性への理解がなかった厚生労働省、政治家への配慮から決裁文書の書き換えまでした財務省をはじめこれまででは思いつかなかったような問題行動が相次いでいる。

   各機関の幹部からは職員の意欲のなさを歎く声がしばしば聴かれる。例えば、幹部昇任試験での倍率低下などに見られるように、意欲はどこも顕著な低下傾向にあるようだ。曰く、幹部になっても責任が重くなるだけ・・・といった空気が蔓延しているようだ。

   こうした顕在化した事案のほかに、警察官の捜査力など日常的な業務の中で心配になる諸点が目に付くのは私だけだろうか。もちろん働き方改革など意識の変化も絡んでいるのだろう。しかし、警察官が犯人を前提に定時退庁はないだろう。事案処理は顕著な遅れ傾向にあるようだ。

   このまま放置することなく、どうしたらいいのか?

   現役公務員からの本気の抜本的な提案が聴きたい。   

   

   
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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