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中国・インド・ロシア三国の思惑

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  インドのシン首相は20日モスクワを訪れ、プーチン大統領と会談、露製空母の年内引き渡しを確認してから、22日北京に入った。インドは今年8月に国産空母の進水式を行い、18年にも就役させる予定だ。米英露仏に次いで5番目の国産空母運用国となる。
  ロシアのメドベージェフ首相も22日北京入りし、中露首相はシベリア原油共同生産、貿易拡大などで合意した。北京では、くしくも、露中印三国首脳が揃い踏みしたことになる。背景には、中国主導のアジア地域での新秩序構築を狙った習近平国家主席の思惑が見えるようだ。
  中国の海洋利権獲得へのあからさまな攻勢を前に、東南アジア各国は、露印の東南アジアへの積極的姿勢に歓迎の意向が強い。
  中国・インド・ロシア三国の動向はそうした絡み合いを読む視点が欠かせない。
  我が国は何をもってこうした国際社会に臨み好ましい関係を構築していくのか。閉じこもっていないで、積極的に外に出て行かなければならない。構造改革を積極的に行い、経済力で優位に立つことは我が国の立ち位置を有利にする上で最も重要な条件であることだけは間違いない。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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