FC2ブログ

各国で高まる米情報機関への不信感~一切釈明しないことが正解~

クリックしていただけましたら嬉しいです。
↓↓↓

人気ブログランキングへ 

  ホワイトハウスは米国情報機関(今回の盗聴の主体はNSA)の活動への不信感払拭へのむなしい対応に追われている。情報活動のプロの反応は冷静だが、素人の不信感は遺憾ともしがたい。米国が弁明に追われれば追われるほど不信感は深まる構造だけに難題だ。
  ブラジル(大統領訪米中止)やメキシコ(大使を呼んで説明求める)中南米諸国も反発を強めている。

  オバマ大統領は、携帯電話を盗聴されていたとされたメルケル首相自身に直接電話し、疑惑を否定した(23日)。オバマ大統領は、「私は知らなかった。もしわかったいたらやめさせた」と語ったとも報じられた。その際、米国が情報活動のあり方を再検討しているとも言及したという。後に、メルケル首相は、野党党首時代の02年から10年余りにわたって盗聴の対象になっていたと報じられた。
 フランスでは昨年末から今年1月にかけた1ヶ月間で、フランス市民対象に7000万件以上の電話記録を収集していたと報じられた(ルモンド21日)。オバマ大統領は、オランド大統領に電話し「報道は事実をゆがめている」と釈明した(21日)。
  ことの性質上、情報活動の手段対象は明らかにできないだけに不信感を抱かれた以上は不信感を払拭することは不可能だ。情報収集活動を止めることはできない以上、如何に釈明しても歯切れは悪いものにならざるを得ない。

   英独仏などは、いずれも情報機関が独自の情報収集活動を積極的に展開していることも自明。情報収集活動に付いては一切説明しないというのが正解ということだ。

スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

カテゴリ
最新記事
クリックしてください↓↓↓
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

アクセスカウンター
RSSリンクの表示
あし@
講演依頼お問い合わせはこちら↓

名前:
メール:
件名:
本文:

人気ランキング
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
最新コメント
最新トラックバック