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急いだ薄裁判の幕引き~腰の定まらない綱渡り状態

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  習指導部は薄裁判の早期幕引きで、前胡指導部から引き継いだ懸案事項にけりをつけ政権の基盤を固めることに必死ところだ。
  25日、薄被告無期懲役が確定した。根強い保守層・貧困層の潜在的支持は否定できず、権力闘争の火種の存在も取り繕うことは出来ない状態だ。薄氏は親、薄一波元副首相に倣い将来の復権に掛けることになる。
  習指導部は、遅れての開催となった11月の3中総で、経済改革の進め方などの新指導部の政策の骨格を示すことになる。
  しかし、「市場重視」「構造改革」の中身が揺れている。既得権益層の国有企業温存との調整がはっきり見えない。「反腐敗」というスローガンもどこまで本気なのかが見えない。
  結局は妥協による、習近平国家主席自身の覚悟が定まっていない。自身の権力固めばかりが目立つということだ。行き着くところは、「政治は保守的」「経済は自由化」ということだが、それで経済が成り立つのか?
  情報統制の強権的なところだけがやたら目立つ流れになっている。 
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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