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天安門車炎上事件への疑問

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  「ウイグル族による計画的で組織的テロ」と決めつけ、ウイグル族への強硬姿勢を強める中国当局に対し、疑問と批判を強める海外の厳しい視線へ中国当局の焦り目立つ。
  中国の党独裁下の情報操作に対し、情報公開を前提とする欧米の価値観のかい離は如何ともしがたいほどになっている。中国当局は欧米世論を納得させることは不可能だろう。価値観の違いはそれほどに開いている。
  欧米諸国が中国当局のテロとの決めつけに納得できない主な疑問点は以下の通りだ。
  車での突入・焼身自殺をとげた親子3人の犯人の犯行理由が納得できるものではない。特に、女性2人が焼身自殺しているのは、イスラム過激派の犯行としては前例がない。
  男の弟が数年前、不審な交通事故で死亡したという証言など、個人的な犯行を疑わせる情報が複数存在する。男の親族が行方不明との情報も。新疆ウイグル自治区では多数のウイグル族が行方不明となっている。
  当局が、真相を明らかにすることを極端に恐れ、恐恐的手段で圧力をかけている。例えば、北京在住ウイグル族学者イリハム・トフティ氏の運転する車が公安関係者の車に故意に追突され、海外メディアの取材を受けないように脅迫されたという情報(共同3日は「殺してやる」と脅された報じた)。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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