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帰宅困難者対策についての市民への講演レジメ(2013年5月)家族と地域の防災力を高めるために~安全を守る知恵・主に帰宅を例に~

<本レジメ使用の状況>
帰宅困難者対策の講演に使用したもの。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
始めに
  一人ひとりが危機への対応での専門家(それにはなぜ?と考えることが大切)
  非常時の危険性を甘く見てはならない・・・考えてから行動する習慣を身に付ける
  *「帰宅しない」原則の確認(特に夜間の帰宅はしない。明るくなってから)
  *正確な情報収集が前提の冷静な行動(テレビ・ラジオなどでの正確な情報収集)
  *建物が安全なら自宅・事業所内に留まる(原則)

1 家族一人ひとりのサバイバル力を身に着ける(涵養する):日常が勝負
  全ての基礎は「体力勝負」ということ
  運動一家宣言が肝要:エスカレーターでなく階段を上る
            一駅は歩く・休みには野外活動を
2 非常時は普段とは異なる:冷静な行動
  道路は人で溢れラッシュアワーを越えるすし詰め状態に
  殺気立つ異常心理(理性的な判断ができない)
  危険がいっぱい(倒壊家屋・車両火災・道路陥没など)
  公衆トイレもコンビにも使えない
3 家族間の連絡方法・集合場所等の確認(約束)
  ぜひ訓練を
4 連絡とれない場合の行動の約束(遠方の親戚も)
  相互の行動への信頼あれば無理な帰宅しなくても
5 帰宅訓練
 (1)むやみに移動しない。まずは職場にとどまること(原則)
(2)一人ひとりが帰宅用グッズを備えよう(飲料水など店頭から消える)
(3)帰宅ルートを確認しておこう(帰宅地図の作成)
(4)実際に何度も歩いて帰ってみよう
 (5)休憩場所や幾つもの迂回ルートの確認(帰宅地図の作成)

終わりに
  同じ方向の人との協力などできるだけ単独行動避ける
  余裕ある行動が命を守る
<参考情報1>
帰宅困難者の行動心得10か条
(1)あわてず騒がず、状況確認
(2)携帯ラジオをポケットに
(3)ロッカー開けたらスニーカー(防災グッズ)
(4)机の中にチョコやキャラメル(簡易食品)
(5)事前に家族で話し合い(連絡場所、集合場所)
(6)安否確認、災害用伝言ダイヤルなどや遠くの親戚
(7)歩いて帰る訓練
(8)帰宅地図作成
(9)季節に応じた冷暖準備(携帯カイロ、タオルなど)
(10)声を掛け合い助け合おう

外出しているとき
(1)商店街やビル街
  まずは、ガラス破片や看板などの落下に注意。かばん・手荷物などで頭を守る。
  建物や塀、自動販売機、電柱などには近づかない。
(2)地下街
  大きな柱や壁に身を寄せ、揺れの収まるのを待つ。
  地下街には約60メートルおきに出口があるのであわてない。火災が発生したらハンカチなどで鼻と口をおおい、壁づたいに避難する。
(3)車の運転中
  ハンドルをしっかり握り、徐々にスピードを落として道路の左側に止め、エンジンを切る。車を離れるときは窓を閉め、キーをつけたままで。ドアロックもしない。
(4)電車・地下鉄
  勝手に降車することは危険なので、係員の指示に従う。
(5)住宅街
  ブロック塀、石垣、門柱から離れる。窓ガラス、屋根瓦などの落下物に注意。切れて垂れ下がっている電線に触れない。


<関連情報2>
 首都直下型地震での避難者、都内で最大338万人(東京都想定12年4月)。港区で帰宅困難者8万9千人、公共施設での収容力1万人強。・・・いずれも公的施設では収容できない。耐震化で避難者を減らし、民間施設の活用がかぎに。

<関連情報3>店舗での対応について
① 災害発生時の被害想定~想像力をたくましく
② 特に天井からの落下・棚などの転倒・商品の散乱など
③ 建物の耐震診断・補強・窓ガラスなどの破損防止、転倒防止策など
④ エスカレーター・階段などの安全性点検など
⑤ 非常時の役割付与・訓練(定期的・抜き打ち)
⑥ 減災のための対策~重いものを下に。棚から落下しないための措置。
⑦ 来客へのアナウンス・誘導場所・方法など~あらかじめマニュアルに
⑧ 特に非常口などへの殺到・将棋倒し・店外(道路)への飛び出した場合の危険性など
⑨ 救助資機材・掲示物・誘導灯など
⑩ 帰宅者などへ対応~トイレ・飲み物など
⑪ 地域・顧客などの被災者への対応~独居高齢者など
⑫ 店舗での非常時想定~営業有無・需要想定・駐車場・テントなど
⑬ 従業員などの非常時用備蓄~非常食・薬品など
⑭ 報告連絡・安否確認
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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