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米・エジプト関係

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  ケリー米国務長官は11月3~4日エジプトとサウジアラビアを相次いで訪問、ぎくしゃくした両国との関係修復に努めた。
  サウジではアブドラ国王との会談後「米サウジ関係は戦略的で恒久的なものだ」と強調、サウド外相との会談後には「シリア問題で両国の目標に違いはない」と述べた。
  これは、シリア問題でのアサド政権の温存、イラン問題でイランの核開発容認につながる”話し合い・政治的解決”を模索する米国に対し、不満を強めるサウジ側との溝の大きさを浮き彫りにしている。
  サウジは、アサド政権打倒への米国の決意・関与拡大を求めている。イランと接近しイランの経済困難を助ける結果にな李、ひいては核開発に時間を与える米国への生ぬるい対応に不信感を強めているということだ。
  サウジとの関係ではさらに時間を要するようだ。
  エジプトへは軍事援助凍結で釈明、軍暫定政権との歩み寄る方針を闡明にした。関係の冷却化を避けたい本音が見える。これからはエジプトに関しては妥協を巡る両国の駆け引きとなろう。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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