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NSC初代局長になる谷内正太郎氏への期待

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  安倍首相が厚く信頼を寄せる矢内氏が熟慮の上、就任要請を受諾したことに祝意と期待を表明したい。

  特に、外交と安全保障の一体的な政策運用を進言してきたことに賛意を覚える立場から、是非実行していただきたい。
  それには、出身の外務省で安全保障を担う知識能力と決意を持った外交官を育成するように教育制度などでの改革を願いたい。先ずは、個人プレーで目立つことを求めるのではなく、組織として行動できる外交官の養成をしてもらいたい。組織としての能力なくして外交と安全保障の一体的な政策運用は難しい。

  安全保障という分野では、個人の目立つこととは間逆な、個人の功名心を犠牲にするという場面が多い。そうした方向への外交官の意識改革は容易ではないだろう。
  情報源などを引き継ぐことに極めて消極的だった外交官の体質改善ということだ。
  組織としてチームプレーに徹するような外交官が養成できるのか。期待を持って注目したい。
  安全保障を担うには防衛省、自衛隊との連携が欠かせない。先ずは、後輩外交官にそれら官庁への出向経験者を増やすことを進言したい。


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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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