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ウイグルで警察署襲撃

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   新疆ウイグル自治区カシュガル地区で16日夕、ウイグル族とみられる9人が警察署を襲撃する事件が発生した。警察関係者2人が死亡。襲撃した9人は全員射殺された。(状況が明らかになっていないので、単なる感想にとどまるが、刃物や刀などで襲撃した事案で全9人を射殺するという対応は、射殺するという強い意志を感じさせる。銃声を聞きつけて集まった付近のウイグル族40~50人が周囲を囲み銃撃しないよう訴える中での銃撃継続だったという。日経11・18)
   10月末の天安門突入事件後、当局のウイグル族への締め付けが強まっている。ウイグル族民衆への無作為の身分証明書検問も目立つ。武装警察は主に漢民族で構成されていることから、漢民族がウイグル族を取り締まる構図が鮮明だ。民族感情対立を煽っている可能性がある。 
   新疆ウイグル自治区では今年、4月に21人(カシュガル地区マラルベシ県)、6月に約30人(トルファン地区ピチャン県)の襲撃や衝突での大量死亡事案が伝えられている。。
   当局が警戒を強める中での今回の事件で発生で地元当局の一層の取り締まり強化が予想される。

   ウイグル関連のあらゆる衝突事案は独自主題報道が禁止されている。

   亡命ウイグル族組織を束ねる「世界ウイグル会議」は、現地の情報として「中国当局者がウイグル族を殴り、騒ぎになったところで、中国当局者がウイグル族青年を射殺したのが発端だ」と説明した。「中国の言うような襲撃ではなかった」「ウイグル族抗議者に発砲しないように国際社会が呼びかけることを求める」とスポークスマンが述べた。(北京共同、日経11・18)
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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