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大卒採用への感想&注文

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  2015年3月卒学生の就職活動が始まった。党の学生は勿論、大学も企業もそれぞれに必死だ。しかし、わが国のいわゆる新卒採用制度の問題点がやたら目に付く。そこで気づきの問題点を挙げておきたい。
  用意ドンの短期間の狂騒で、学生も、企業も、本当に納得できるマッチングができているのか。さして覚悟も準備もできていない学生に芝居を打たせて、企業側も、何がなんだか分からないままに、学校の名前などを頼りに、後は山勘でエイヤーと内定を出している。
  結果は、無難な学生が有利になっていないか。そんな無難な学生を集めて、企業の明日は大丈夫ですか。
  大学側は、短期面接勝負対策の無難なマニュアル型学生を粗製乱造している。これって、所詮は、だましあいではないですか。送り出す方としてもむなしさだけが残る思いだ。
  ESや筆記試験対策のノウハウ本が巷に溢れている。型にはまった自己PRが書けたからといってどうっと言うことないでしょう。と、思うが大学側としては必死に教育している。
  4年生まで公務員試験や資格試験に挑戦したり、留学したり、あるいはアルバイトや部活などに時間を割いている学生の方が結構面白いと思うのだが・・・。企業は、そうした学生に目を向けることは少ない。どうしちゃったのでしょうかね。
  本当に企業にとって役に立つ学生はどういうものなのか。そこをじっくり考えてみてはどうだろうか。学生の側も、本当にやりたいことは何なのか、もう一度見つめてみてはどうか。そんな型にはまらない学生に企業は門戸を開けておいてもらいたい。
  なお、海外では、大学は教育を提供する場であって、就職は学生自身が自分自身で切り開くというのが常識になっている。日本のように未熟な学生を促成メイキャップで送り出している例はないのではないか。
  企業側のシビアな採用態度を期待したい。

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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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