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参院選以降、自民派閥争いの時代になる

  都議選での自公安定多数体制は参院選での予兆と受け止められている。衆参両院でのねじれが解消され、3年の安定的な政権体制が現実のものとなる。
  そういう時代を先取りし、すでに自民党内での派閥拡張競争がひそかに熱を帯びている。派閥間争いへの注意を欠かさないことが肝要だ。
  都内ホテルで開かれた石破茂幹事長主宰の勉強会「さわらび会」には約60人の党所属議員が出席した(6月20日)。出席者の中からは「いざと言うときには石破氏に日本を引っ張ってもらおう」との声も上がった。
  再登場を狙う麻生財務大臣も大島派との合流などで発言権拡大を画策中。
  安倍首相は両者を争わせることで3年間の安定政権を狙っている。
  派閥争いは国民から批判にさらされることから表面的には政策争いという形を取ることになる。当面は消費税の引く下げを巡っての10月政争だ。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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