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若者は発信力を身につけよ

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  若者に求める第一は、事故発信力の養成、すなわち、人前で意見を述べ討論する能力を身に付けるように努力してもらいたいことだ。多様な価値観の異なる人々の集まる国際社会で活躍するには、自分の考えを相手に分からせることが必須要件だ。
  我が国は均質性の高い島国のゆえに何も言わないでも分かりあえる部分がある。沈黙は寶といった空気さえある。しかし、国際社会では沈黙は無視されるだけだ。話して何ぼの世界と思うべきだ。
  我が国の若者はこの発信力が鍛えられていない。大学の教壇に立ってもっとも気になったのはこの点だった。  いかに促してもなかなか乗ってこない。再問しようものなら黙ってしまうことが多かった。敢て、反発を買うような反論を示して挑戦してもなかなか反撃してこない。
  
  それに、語学力が決定的にハンディキャップとなっている。日本語ででさえなかなか発言しないのに、外国語での発言となると難しさは倍増する。日本語は国際社会では通じない。英語は国際社会の普通語と理解すべきだ。それにもう一つ話せるのが望ましい。例えば、中国語。

  大学に入る前に発信力と語学の学習に努めるべきだ。そして大学でもこの両方の能力を磨くべく最大の努力をしたい。

  語学と発信力のない学生には、これからの社会の第一線での活躍を期待することは難しい。そうした時代になっていることを忘れてはならない。 
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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