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東日本大震災の教訓~日本人の生き方への影響~

始めに:①持久力の無さ②忘れ易さ(忘れたい)③感性の民④現実直視⑤声なき声
1 想定外・・・危機管理の原点は想定外への対応
津波:各自の記憶に縛られ過信してはならない。過信・思い込みというリスク。
地震学自体が未熟な学問に過ぎない。
(岩手県宮古市田老地区日本一10M防波堤)・・・海溝型地震の震源断層モデルは過去の被害状況から、平均的姿を割り出したもの(に過ぎない)。津波はそのモデルに沿って計算したもの。
   <電信柱を越え、4階まで津波が襲った。<自治体庁舎、避難所の被災
*「危機管理」ではなく「危機対応」という受け止め
2 津波・・・地震から9分後(相馬市)の襲来も(既存の想定超す早さ)
(1) 釜石沖、7回観測(沖合い20キロ波浪計)・・・最大高第1波(3時1分から)の6.7M沿岸2~3倍に(国交省)
(2)1波(3時50分)<2波(4時30分)<3波(5時20分)・・・千葉県旭市を襲った(飯岡)津波<家に帰った人が飲み込まれた。<マニュアルは一応の参考資料に過ぎない。<求められる当意即妙な対応
  *茨城県大洗町防災無線で繰り返し「家に帰らないで」との呼びかけ。犠牲者なし。
(3)指定の避難所、市役所などでの被災・・・想定の甘さ。繰り返してはならない教訓。
3 福島原発事故・・・最悪のレベル7(チェルノブイリクラス)<エネルギー源論争へ
4 情報が来ない地点がある・・・「情報は取りに行く」・「正しい情報」(流言飛語)
5 液状化・・・4200ha(世界最大)。浦安市など(電柱傾き、配管アウト断水など)
6 広域災害・・・備蓄の必要性・・・「悲観的に備え・楽観的院対処」
7 帰宅難民・・・家族間の約束(安否確認方法)・むやみに帰宅しない(状況判断)
8 天井崩落(九段会館など)・・・急所を守る(頭と胸部)
  長周期地震動(都庁エレベーターすべて停止など)・・・高層ビル、家具の制振
9 生き方を考えさせられ・・・どう変わるか?絆の再生へと向かえるか?平凡な日常的な暮らし(無病息災)の幸せへの気づき・・・人生観の見直し(結婚観)の兆し?一過性?
10 自然との調和(折り合って生きる)~柔軟思考(危機管理は民族共有の知恵に)
死生観への変化(朝は元気でも夕に死ぬ)持たない暮らし<日本再生へのきっかけに

終わりに:犠牲者の声なき声を聞こう(命は自ら守る)、気力体力&冷静さ(楽観的に)
     過去の被災状況・・・浪分神社(仙台市貞観津波)、三陸各地の言い伝え(碑文)
参考情報
(1)関東大震災(1923年)、安政東海地震(1854年)、安政江戸地震(1855年直下型)
(2)今後5年は地震活動活発期*貞観地震(869年)前後数年間に富士山・鳥海山噴火
(3)東北新幹線18本(熱海以東88本)停止、女川原発(地震被災なし)
(4)余震:仙台市6強(4・7)・・・スマトラ沖3ヵ月後
   東通・女川原発で核燃料プール一時冷却停止(綱渡り状態続く)
福島第一:冷却維持綱渡り、電源の多様化急務、情報公開のあり方
(5)長期地震動・・・都庁エレベーター全部停止、大阪でもユッサリした揺れ
(6)東海と東南海・南海の連動発生・・・不思議ではない(判定会会長3・28)
    「東海地震に直ちに結びつくような変化は観測データにはない」(同上)
(7)救援格差・・・相馬市など
(8)液状化(浦安市85%など)、九段会館ホール天井崩落(震度5強で)
(9)計画停電
   暮らし方自体の見直しも・・・「控えめ消費」・・・「安全」「ムダ省き」も追求
   <節約・低価格志向(価格に見合った品質で気にならない、納得の中身変化)
   夏の需給対策:家庭15~20%目標、電力制限大口25%(政府基本方針4・8)
(10)政治家の危機管理能力
(11)情報発信・・・風評被害
(12)部品供給網6~7月復活。今年度プラス成長維持(日銀総裁見通し4・7)
    日本の11年輸出最大1.6%押し下げ。貿易黒字縮小も(WTO4・7)
    レジャー4割「客足半減」(自粛西日本でも)・・・回復秋以降6割超える
(13)軽い総理発言(「20年住めない」対松本健一内閣官房参与4・13)
(14)広域災害想定した事業継続計画の用意
東北新幹線全通(4・29、49日目)
    ホンダ国内生産62.3%減(3月、前年同月比)
部品供給網(サプライチェーン寸断の影響)国内生産減少4月連続
   電力需要(速報10社合計)3月1.4%減、東電・産業用大口は17%減
   *原材料サプライチェーンの乱れ:日本製紙石巻工場、半導体や電子部品不足深刻
   *トヨタ「ジャスト・イン・タイム」方式:部品が止まるとすぐ生産中止(弱点)
       リーマンショック(08年)コスト削減から調達咲き絞り込んだツケも
(15)7~10日後に再開したスーパー。3時間並んで「1人3品まで」状態:備蓄の再考
(16)略奪もあれば、火事場泥棒も起きるという現実
(17)結婚観の変化:晩婚化・未婚化30~34歳男性ほぼ半数に。
  「生涯未婚率」男性19.4%、女性9.8%(45~50、50~54歳の未婚率平均)
  <日常的、平凡さの幸せ。婚活(一過性?)
(18)震災前から17ポイント増加「自宅に水・食糧備蓄78%に」(民間調査)
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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