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中国の南シナ海での攻勢への警戒

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  中国海南省政府は、1月から、南シナ海で操業する外国漁船などに政府の許可を得ることを義務付ける新しい条例を施行した。守らない外国漁船は「不法操業」として取り締まる方針という。南シナ海の中国主権の既成事実化に本気で取り組む腹を決めたということだ。
  フィリピンやベトナム、台湾など周辺諸国・地域をはじめ日米なども中国への強い懸念を示している。
  2012年に就航した空母「遼寧」(旧ソ連の空母の改修したもの)に続く2隻目の空母の建造も公表し、さらに3、4隻目の空母の建造も視野に入れている。活動海域を拡大させ、事実上の海洋権益の拡大に努めていることは警戒を要する。
  今後、米国との海洋でのなわばりの衝突可能性が現実のものになるであろう。今世紀前半は米中の西太平洋での海洋覇権争いという基本構図が徐々に現実のものになってくるだろう。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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