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ウクライナ・ヤヌコビッチ氏ロシアに脱出~当面クリミヤが焦点に

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  ウクライナで大統領を解任されたヤヌコビッチ氏は27日、ロシア保護下に入っていることが判明した。同氏は「過激派の行動から身柄の安全をロシアに保証するよう要請することを余儀なくされた」とし、自らを合法的な国家元首だと主張した。
  南部では、親ロシア派が地方政府を占拠、緊迫した情勢が続いている。クリミヤ自治共和国の首都シンフェロボリでは27日親ロ派武装集団(30~40人)が政府と議会を占拠した。共和国大統領代行は武力機関に武装勢力を処罰するよう命じた。
  当面クリミヤが焦点になる。ロシアがソチ五輪で動けない時期を狙った親欧米派クーデターだったが、ロシアには南部クリミヤで武装を支援して反撃の内戦を引き起こす選択肢もある。そうなればオバマ米大統領の優柔不断ぶりは大きな懸念材料だ。
  シリアで親露派アサド政権が力を盛り返し事実上居座ることを容認した話し合い志向のオバマ米国が、ウクライナでどういう結果をもたらすか。当面の注目点だ。
  水面下を含め、ロシアの武力干渉があるかないかを巡ってのNATOとロシアの駆け引きが展開されている。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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