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ロシアのウクライナ軍事侵攻か

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  ウクライナの通信社ウニアンによると、クリミア半島セバストポリ市郊外の小規模な空港に300人以上の武装集団が28日未明、小規模なベリベク空港に侵入した。3台の装甲車や10台の大型トラックも空港内に入った。政府部隊との衝突は起きていない。
  クリミア半島中心都市シンフェトポリの空港もロシア系住民の自営部隊が入り、警備に当たっている(インタファクス通信)。
  ウクライナのアバコフ内相はロシア軍黒海艦隊の軍事部隊による侵攻と批判したがロシア側は否定した。
  真相は不明だが、実態はウクナイナ人武装勢力を装ったロシア軍の進攻とみていいだろう。表向きはロシア系住民の自衛部隊ということにされよう。
  クリミア自治共和国では、21~22日の政変以降、分離・独立やロシアへの帰属替えを求める親ロ派の部隊結成の動きが活発になっている。
  ロシアが親ロ派住民の保護名目で軍部隊を出せば、ウクライナとロシアの軍事衝突に発展しかねない。

  クリミアは人口約200万人、6割がロシア系住民で旧ソ連崩壊以降、帰属をめぐる問題がロシアとウクライナの紛争の為になって来た。 大戦中対独協力のカドで、ロシアによって中央アジアに強制移住を強いられた先住タタール系住民(その間にロシア人が大量に入植した)の反ロ感情も強く親ロ勢力との衝突激も懸念される。
  ロシアがロシア系住民にパスポート(市民権)を発給する手続きを簡素化すべきだとの意見が出ていること二ウクナイナ暫定政権の警戒感が強くなっている。ロシアが「自国民保護」を親交の大義にするのは明らかだから(2008年グルジア紛争の先例あり)。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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